施工レポート
Report
旧耐震基準木造住宅の
耐震化を伴うリノベーション
【物件概要】
昭和47年築 木造2階建て住宅
計画時の状況:長期に賃貸していたため、ほぼ新築当時の状況、劣化も著しく、建替えもしくはそれ相当の改修が必要。
当物件の近隣の方(過去に当方に同様の改修工事を御依頼いただいた方)経由で当方へのご相談がありました。
好立地での希少な戸建て賃貸として改修の方向で打ち合わせを開始。
耐震、劣化診断等の結果、基礎の改修、外壁、屋根の除去を伴う耐震改修計画となりました。
居住性・耐久性などに関わる建材や設備のスペックなどは最新のものの中から希望相当のもので検討。
設計(特に間取り)は、賃貸向けのため柔軟性のあるものに大幅に設計変更。
老朽化したインフラ(電気配線、給水管・雨水排水管など)は更新。
外構は駐車場の増設と除草などの作業の省力化を図る舗装を施す(賃貸者ニーズへの対応)。
特に近年の豪雨による浸水を意識し、敷地から場外雨水放流部への勾配の改良を行う。
耐震性の担保の為にはコストがかかりましたが、福岡市の耐震補助金を利用することで負担軽減できました。
竣工後、速やかに賃貸が成立しました。
補助金制度は自治体により内容が異なりますが、基本は福岡市近郊ならばどの地区でも対応可能(2024.7月現在)なのでご相談ください。